最終回まであと10日

『進撃の巨人』最終回直前記念壁紙 其の1

『進撃の巨人』キャラクターの超保存版・特製スマホ用壁紙をプレゼント! 壁紙は全9種、毎日追加されるので全種類揃えるべし! 画像を長押しして保存、壁紙に設定しよう。

進撃の巨人 Reiner Braun

諫山創先生 ロングインタビュー

最終回前に『進撃の巨人』誕生秘話と、先生の思考の変遷と歴史をおさらい! 最終回がますます楽しみになる!(『進撃の巨人 INSIDE 抗』P.159~165 2013年4月9日発行より再録)

「『進撃の巨人』では
ありきたりでベタな
展開はしたくない」

『進撃の巨人』が連載に至るまでの経緯をお教えください。
諫山先生:週刊少年マガジンの新人漫画賞に入選させていただいた後、別冊少年マガジン創刊のお話をいただいたのがきっかけでした。19歳の時に描いた『進撃の巨人』を、「別冊少年マガジンの連載用として描いてみませんか」と担当編集さんに勧められて。
その当時から、現在のようなイメージをお持ちだったんでしょうか?
諫山先生:何となく、大まかなイメージはありました。ディテールまでは決まっていませんでしたけど、「追い詰められた人類の物語」という枠組みは当時からありました。
これは今でも変わらないのですが、『進撃の巨人』では、ありきたりな展開は避けたいんです。キャラクター達のリアクションにしても、ベタなものにはしたくないと思っています。
第1話では兵士がブラウンの母に向かって、「なんの成果も!! 得られませんでした!!」と号泣するシーンがありますよね。初めて『進撃の巨人』を読んだ時に、あの場面は本当に衝撃的でした!
諫山先生:キャラクター達のセリフも「ベタは避けよう」と心がけているんですが……あれは思い出すと恥ずかしいというか……できれば思い出したくないんです(笑)。自分の中でやらないようにしていたベタを、あそこでやっちゃった気がしています。
では、これまで描いてきた中で、諫山先生が特に好きなキャラクターといえば誰でしょうか?
諫山先生:人間性を出しやすいこともあって、ジャンですね。普通の人間ならばこういった反応をするのは当然っていう意味でも、僕自身が一番納得できるキャラクターです。良い人ではないかもしれないけど、ジャンがいることで安心できるというか。
逆に納得できないキャラクターが、主人公のエレンなんです。

「ジャンは僕が一番
納得できるキャラクター」

そうなんですか!? エレンに納得できない理由はなんでしょう?
諫山先生:エレンはストーリーに踊らされている面が強いように思えてしまって。ファンタジー世界を舞台にしたフィクションであっても、エレンについては実在感をまだきちんと示せていないように感じています。人間として良い面ばかりを描いているような気がしているんです。そこがエレンに納得できない大きな理由ですね。
キャラクターとして、エレンは優等生すぎるということでしょうか。
諫山先生:そうですね。だからテレビアニメではエレンにもっと実在感が出るように、彼の人間としてのダメな部分を原作以上にしっかりと描いてほしいと、制作スタッフの方々にお願いしたくらいなんですよ(笑)。

「幼い頃の歯がゆい経験が
影響しているのかも」

『進撃の巨人』を制作する上で、影響を受けた体験などはありますか?
諫山先生:今にして漠然と感じているのが、小学校高学年の頃のちびっ子相撲の経験ですね。僕の住んでいた地域では、毎年秋の寒くなり始めた頃に、神社でちびっ子相撲大会が催されていたんです。当時の僕は、同世代の子よりもすごく体重が軽くて、体格も小さかった。だから相撲を取るのが嫌だったんですよ。怪我しないようにって思って。
しかも対戦相手が強かったりしたら尚更、そう思いますよね。
諫山先生:そうなんですよ。でも、たとえ相手が全国ランキング17位の強豪であっても、家に帰ってから怒られないようにするためには、自分から土俵に上がらなくちゃいけなかったんです。
でも、やっぱり相撲の試合に対しては、やる気が無いままなんですよね?
諫山先生:ええ。だから案の定、簡単にやられてしまう。あの時、もし本気で挑んでいたらって思うんですよ。あの瞬間のやる気の無かった自分に対する歯がゆさというか。そんな小学校の時に抱いた想いが、エレンやアルミンの心境に繋がっているのかもしれません。
たしかにアルミンが抱える「自分への歯がゆさ」に通じるお話ですね。では、巨人についてはいかがですか? 本編に登場した巨人は、どれも怖いけど、どこか憎めない外見をしています。
諫山先生:プロレスラーの方が映画に出演すると、何役であっても、存在感がありすぎて、その人自身にしか見えないことが多いですよね。アントニオ猪木さんが別人の役を演じても、アントニオ猪木以外には見えないんですよ。
巨人のデザインは、そういった、そのキャラクター特有の存在感を意識して描いています。読者さんが目にした時に「これは何だろう?」と思ってもらえる。そんな違和感にも気を配っています。

「アントニオ猪木の存在感、
巨人のデザインはそれを意識しています」

PAGE TOP